薬物療法による体質の改善
メディカルダイエットにおいて最も特徴的なポイントとなるのは、薬物やサプリメントを投与することによって体を痩せやすい体質に変化させるという点になります。
食欲抑制剤や脂肪吸収抑制剤を用いて摂取したカロリーを大幅にカットし、健康的な食生活を継続させながらも自然なダイエットを目指すことが可能です。
使用される薬剤やサプリメントの中には、FDAからの認可を取得済みの製品も多いため、安全に治療を受けられることも患者にとって大きなメリットと言えるでしょう。
行動療法により体重を落とす
メディカルダイエットでは、前述した薬物療法に加えて、行動療法を組み合わせてダイエットに取り入れることによって効率的に体重を減少させていくことになります。
行動療法の基本は食生活の改善であり、薬剤の力も借りながら食事の量や間食の機会をコントロールし、可能な限り余剰なカロリーを摂取しないように過ごすことが基本です。
また、食生活の改善と同時に簡単な運動を取り入れてカロリーの消費を促進させる場合もあり、いずれの場合も担当の医師から細かく指示が出されることになります。
自然な形で体重を減らすための取り組みを行うのがメディカルダイエットですから、即効性は望めない反面、リバウンドの可能性を軽減させられるダイエット法です。
最後の手段は外科手術
メディカルダイエットは薬物療法と行動療法の二本立てで行われることが通常の流れですが、体型の改善が見受けられない場合には、最後の手段として外科手術を行うこともあります。
具体的な手術の内容としては、胃の大きさを小さくして強制的に満腹感を得やすい体に変化させる手術や、脂肪吸引を行って体に付いて離れない脂肪を除去する手術を行うことが一般的です。
ただしこれはあくまでも特殊なケースであり、メディカルダイエットとは別の手術料金も必要になることから、医師と患者の双方が同意しなければ行われることはありません。